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ご挨拶

國土 典宏国立研究開発法人国立国際医療研究センター(NCGM: National Center for Global Health and Medicine)は、明治元(1868)年10月に東京日比谷の山下門内に設置された兵隊仮病院にそのルーツを発し今年で150周年を迎えます。明治6(1873)年に現在の千代田区隼町に移転し陸軍本病院と名称も変更されました。

その後も時代と共に東京陸軍病院、東京第一衛戍病院、東京第一陸軍病院と名称が変わり昭和4(1929)年に現在の戸山地区に移転しています。戦後、厚生省に移管され国立東京第一病院として再出発し、長らく“東一”の名称で皆様に親しまれました。昭和49(1974)年には国立病院医療センター、そして平成5(1993)年10月にナショナルセンターとして組織統合され国立国際医療センターとなり、幾度かの組織合併、再編等を経て、平成27(2015)年4月からは独立行政法人の一形態である国立研究開発法人に属しNCGMとなりました。

現在NCGMは、センター病院、国府台病院、研究所、臨床研究センター、 国際医療協力局、国立看護大学校など多様な組織を有し、感染症・免疫疾患並びに糖尿病・代謝疾患等に関する研究や治療、生活習慣病やがん等に対する高度総合医療を提供するとともに医療の分野における国際協力や医療従事者の人材育成を総合的に展開しているところです。NCGMは、今後とも国を代表する研究開発法人として、その使命を果たしていく所存です。

本年(平成30年)は、明治維新から150年経過という記念すべき年です。

NCGMも時代の流れに合わせて様々な変遷を遂げながら、必要な医療等を提供しつづけ、創立150周年・ナショナルセンター創立25周年を迎えることができました。これを機にNCGMは、今までの皆様への感謝の気持ちを伝えるとともに、今後さらに皆様に親しまれるセンターとなるよう記念式典等の事業を行うこととしていますが、この事業の推進には皆様からのご支援を欠くことができません。つきましては、NCGMの創立150周年記念式典等事業にご理解とご賛同をいただき、格別のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

平成30年3月
国立研究開発法人
国立国際医療研究センター
理事長 國土 典宏